百日咳、マイコプラズマの検査を院内で実施しています。

管内でマイコプラズマ、百日咳の流行が見られます。
以前からマイコプラズマの遺伝子検査(LAMP法)を院内で行っておりましたが、このたびPCR法に変更しました(咽頭拭い液で検査します)。これに伴い1時間ほどで結果が判明します。
また新規に百日咳菌のPCR検査も院内で開始しました。マイコプラズマ検査と同様に1時間ほどで結果が出ます。

ただし、百日咳は経過の長い疾患で、発症から時間が経ってしまうとPCR法では捉えることが出来なくなります。このため、病歴や症状によっては血液検査で抗体価を調べる方法を合わせて行います。抗体価は検査会社に外注するため、結果判明まで数日から1週間程度時間がかかります。

百日咳は強い咳が長く続いて眠れないなどつらい症状が出ますが、特に小さなお子さん(特に生後6ヶ月ぐらいまで、5種混合3回が終了していないお子さん)の場合は、百日咳に罹患すると重症になる場合があります。
家庭内に小さなお子さんがいる場合、同居者に咳が強い人がいれば、積極的に百日咳の検査を受けることをお勧めします。同居者の感染が分かれば、小さなお子さんに早めに対処でき、重症化を防ぐ可能性があります。

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