作業療法士について

当院の作業療法は、整形外科疾患、脳血管障害・内科疾患等による廃用症候群の高齢者、がんの患者さんに介入し、早期機能回復を目指し、医師・病棟・ソーシャルワーカーと相談しながら治療を進めていきます。

疾患の割合は、整形外科が7割程度を占めており、主に上肢の骨折・肩腱板断裂・炎症性疾患・腱断裂術後の治療を行います。ハンドセラピイ分野では、スプリント療法を取り入れ早期機能回復を目指していきます。固定用や矯正スプリントなど、患者様の状況にあわせ、主治医の指示のもと作成します。3割程度が、入院中の脳血管障害・内科疾患・廃用症候群の高齢者・がん術後・ターミナルの患者様へ介入をしています。持っている力を最大限に発揮できるよう、離床やADLの獲得を目指し、退院後の生活を想定し環境整備の提案やご家族への介助指導など他部門と協業しながら生活に関わる作業に対してリハビリを行っています。

また、ご高齢な方や病気の影響で意欲や活気が低下している患者様に対して少しでも笑顔につながるようにアクティビティーを取り入れた関わりを行うなど身体機能面だけではなく精神機能面の賦活やサポートも視野に入れた介入を心がけています。

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