令和2年度 帯広協会病院指標

令和2年度 帯広協会病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 900 242 229 263 377 451 759 1209 1030 370

令和2年度に退院された患者さんを10歳刻みで集計しております。
年齢は、入院時の満年齢です。

当院は、急性期医療を担う中核病院として幅広い年齢層の患者さんを受け入れております。
70~80歳代では全体の38.4%と最も多く、次いで10歳未満が多くなっております。
地域周産期母子医療センターの指定を受けており、地域の小児医療に積極的に取り組んでいることが挙げられます。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 52 23.33 20.51 28.85% 85.29  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 51 15.65 13.00 9.80% 77.55  
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病-手術なし 26 3.96 5.39 0.00% 31.96  
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)-処置2:1あり 20 14.30 14.60 5.00% 59.95  
050130xx9900xx 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし 19 22.05 17.23 10.53% 90.68  

内科では、高齢者によく見られる誤嚥性肺炎、尿路感染症が上位を占めています。
誤嚥性肺炎は飲み込みに関係する機能が低下してくると、食べ物や唾液などが誤って気道内に入ってしまうことから発症します。
生活習慣病・様々な感染症などに幅広く対応しているとともに、病気を診るだけではなく、悩みや心配事にも耳を傾けております。

呼吸器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
040110xxxxx0xx 間質性肺炎-処置2:なし 13 14.85 18.61 15.38% 78.77  
040150xx99x0xx 肺・縦隔の感染、膿瘍形成-手術なし-処置2:なし 22.63  
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 20.51  
0400801499×001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)-手術なし-処置2:なし-副病:なし-A-DROP スコア1 13.93  
040190xx99xxxx 胸水、胸膜の疾患(その他)-手術なし 16.43  

高齢者の間質性肺炎が最も多くみられます。
その他に、気管支喘息や急性気管支炎などの上気道感染症など呼吸器に発生する様々な疾患の診断・治療を行っております。

※患者数が10未満の数値の場合は、‐(ハイフン)としています。

消化器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 114 3.02 2.66 0.00% 66.11  
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎-限局性腹腔膿瘍手術等-処置2:なし-副病:なし 32 7.91 9.53 0.00% 75.19  
060060xx9710xx 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍-その他の手術あり-処置1:あり-処置2:なし 24 11.50 13.64 4.17% 75.00  
06007xxx97x00x 膵臓、脾臓の腫瘍-その他の手術あり-処置2:なし-副病:なし 24 9.83 12.33 4.17% 69.50  
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患-手術なし 18 6.33 7.74 0.00% 63.94  

胃・大腸・肝臓・胆のう・膵臓など幅広く検査や治療を行っております。
なかでも、大腸の良性疾患が最も多く、おもに大腸ポリープと呼ばれる、
大腸(S状結腸、下行結腸、横行結腸、盲腸、回腸)の内壁にできた隆起物病変を内視鏡で切除する治療を行っております。

循環器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
050130xx9900xx 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし 53 41.59 17.23 13.21% 86.85  
050050xx9913xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:1あり-処置2:3あり 35 6.31 5.97 0.00% 70.17  
050130xx9902xx 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:2あり 33 28.49 24.18 9.09% 83.82  
050210xx97000x 徐脈性不整脈-手術あり-処置1:なし、1,3あり-処置2:なし-副病:なし 25 12.20 10.56 0.00% 79.08  
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:1あり-処置2:なし 20 3.65 3.07 20.00% 64.05  

血液の循環を専門とし、高血圧や心臓病(狭心症、心筋梗塞、不整脈、心不全など)に対して診断・治療を行っております。
なかでも、高齢者の心不全が最も多くみられます。
当院では、心臓専門のリハビリテーション体制を整えているため、入院中の平均在院日数が全国の平均在院日数より長くなっております。

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上)-手術なし-処置2:なし 151 7.38 6.13 0.00% 0.00  
040100xxxxx00x 喘息-処置2:なし-副病:なし 93 4.94 6.46 0.00% 4.53  
030270xxxxxxxx 上気道炎 65 1.75 4.85 0.00% 2.06  
010230xx99x00x てんかん-手術なし-処置2:なし-副病:なし 61 3.59 7.48 0.00% 4.82  
060380xxxxx00x ウイルス性腸炎-処置2:なし-副病:なし 53 3.32 5.86 0.00% 3.94  

当院では、「地域周産期母子医療センター」の指定を受けており、産科と連携し対応しているため、出生されたばかりの新生児のお子様が多くみられます。
次いで、幼児の気管支喘息による発作が多くなっております。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)-ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 74 5.49 4.86 0.00% 67.62  
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等-処置1:なし 46 10.70 10.30 0.00% 63.09  
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 46 5.52 6.02 0.00% 58.87  
060335xx02000x 胆嚢炎等-腹腔鏡下胆嚢摘出術等-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし 39 7.41 7.23 0.00% 60.15  
060150xx03xxxx 虫垂炎-虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 31 5.03 5.44 0.00% 33.10  

15歳以上の鼠経ヘルニアが最も多く、次いで乳房の悪性腫瘍が多くみられます。
鼠経ヘルニアは一般的に「脱腸」とも呼ばれ、成人の鼠経ヘルニアは自然に治ることが難しく、手術による治療を行っております。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折-人工骨頭挿入術 肩、股等 92 43.49 25.09 47.83% 81.45  
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。)-腱縫合術等 31 19.13 13.96 0.00% 29.81  
160760xx97xx0x 前腕の骨折-手術あり-副病:なし 30 3.70 5.18 0.00% 54.50  
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)-手術なし 26 25.08 18.81 38.46% 81.58  
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。)-人工関節再置換術等 20 30.40 21.03 5.00% 65.70  

骨・関節・筋肉を対象とし幅広く対応しております。
高齢者の股関節・大腿近位の骨折が最も多く、大腿骨頸部骨折に対して、人工骨頭挿入術による治療を行っております。

産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍-子宮頸部(腟部)切除術等-処置2:なし 54 2.65 3.11 0.00% 38.02  
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常-子宮全摘術等 43 10.09 9.45 0.00% 31.40  
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍-子宮全摘術等 40 11.68 9.57 0.00% 48.18  
120140xxxxxxxx 流産 31 1.26 2.42 0.00% 32.06  
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍-腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 29 8.48 6.10 0.00% 47.10  

子宮頸・体部の悪性腫瘍が最も多く、次いで帝王切開(胎児及び胎児付属物の異常)、子宮の良性腫瘍となっております。
子宮頸・体部の悪性腫瘍のなかでも、子宮頸部異形成が多くみられます。
初期症状がほどんとないため、気づいた時には進行していた、ということも少なくありません。
近年、20~30歳代の女性に増加しています。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患-手術あり-片眼 460 2.62 2.76 0.00% 75.38  
020220xx99xxxx 緑内障-手術なし 112 1.99 3.65 0.00% 69.26  
020220xx97xxx0 緑内障-その他の手術あり-片眼 35 2.34 5.79 0.00% 68.43  
020220xx01xxx0 緑内障-緑内障手術 濾過手術-片眼 31 10.00 9.79 0.00% 65.10  
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患-手術あり-両眼 19 4.47 4.95 0.00% 72.63  

高齢者の白内障・水晶体の疾患が最も多く、片眼で2泊3日の入院で手術を行っております。
眼科疾患のほかにも、全身の合併症状(糖尿病、高血圧、高脂血症、膠原病)に伴う視覚障害に対し
早期発見・早期治療も行っております。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎-手術なし 22 5.00 5.63 0.00% 37.59  
030400xx99xxxx 前庭機能障害-手術なし 19 7.42 4.94 0.00% 61.95  
030240xx97xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎-その他の手術あり 17 9.24 8.69 0.00% 31.53  
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 16 8.25 7.94 0.00% 8.56  
030430xx97xxxx 滲出性中耳炎、耳管炎、耳管閉塞-手術あり 12 1.00 3.14 0.00% 3.08  

みみ・はな・のど・くち・かおを対象とし幅広く対応しております。
なかでも、のどの疾患である急性扁桃炎が最も多く、扁桃炎を繰り返すと反復性(習慣性)扁桃炎と呼ばれ、扁桃腺を摘出する手術を行っております。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術-処置2:なし 57 7.81 7.13 0.00% 73.07  
11012xxx020x0x 上部尿路疾患-経尿道的尿路結石除去術-処置1:なし-副病:なし 48 6.56 5.67 0.00% 59.46  
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり 40 2.75 2.54 0.00% 71.48  
110310xx01xxxx 腎臓又は尿路の感染症-経皮的腎(腎盂)瘻造設術等 20 15.00 14.16 20.00% 75.50  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 18 13.00 13.00 0.00% 74.17  

膀胱・腎・前立腺・尿路を対象とし幅広く対応しております。
なかでも、膀胱の疾患である膀胱腫瘍が最も多く、次いで尿路結石が多くみられます。
どちらも、内視鏡手術による治療を行っております。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

  初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 20 11 4 31 7 23 1 8
大腸癌 23 15 23 29 7 48 2 9
乳癌 41 24 5 4 1 45 1 8
肺癌 1 8
肝癌 0 4 1 13 0 15 2 6

※1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌について、UICC病期分類に基づきStage(ステージ)判定で集計しております。

日本では発症症例が最も多いとされる胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌を5大癌と呼ばれています。

国際対がん連合(UICC)が定めた
T(原発腫瘍の拡がり)
N(領域リンパ節転移の有無と拡がり)
M(遠隔転移の有無)
上記TNMの3つの要素を評価し、癌の進行度と拡がりを表しているのがStage(ステージ)分類です。
Ⅰ期からⅣ期のStage(ステージ)に分類され値が大きくなるほど癌が拡がっていることを表しております。

患者数では、胃癌・大腸癌が最も多くみられます。

※患者数が10未満の数値の場合は、‐(ハイフン)としています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

  患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 8.71
中等症 35 19.17 81.63
重症 36.00
超重症 20.33
不明

15歳以上の市中肺炎について、重症度別に患者数・平均在院日数・平均年齢を集計しております。

市中肺炎とは、日常生活の中で罹患した肺炎のことを言います。
重症度は下記のA-DROPスコアを用いて分類しています。

A(年齢)
D(脱水症状)
R(経皮的酸素飽和度・動脈血酸素分圧)
O(意識障害)
P(収縮期血圧)
5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点と計算し数値が高いほど重症となります。

患者数では、高齢者の中等症が多くみられます。

※患者数が10未満の数値の場合は、‐(ハイフン)としています。

脳梗塞の患者数等

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 32 37.31 78.34 27.78%
その他 34.25

発症日から3日以内・その他に分けて集計しております。

脳梗塞とは、脳内の血管が細くなり、血栓ができて血管が詰まることで脳に酸素や栄養が行き渡らなくなりさまざまな障害が生じる病気です。

患者数では、高齢者の3日以内の発症が多くみられます。

※患者数が10未満の数値の場合は、‐(ハイフン)としています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

消化器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 121 0.99 1.01 0.00% 66.16  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 50 2.30 6.80 2.00% 69.60  
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 27 1.63 6.44 0.00% 76.00  
K654 内視鏡的消化管止血術 18 0.67 7.39 0.00% 73.67  
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴う) 12 1.67 7.58 8.33% 83.92  

消化器科では、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術が最も多く、
内視鏡的ポリペクトミーと呼ばれる、ポリープの茎にスネアという輪をかけて、切除する方法と
内視鏡的粘膜切除術(EMR)と呼ばれる、生理食塩水を注射して、病変を持ち上げ、スネアをかけて切除する方法があります。

循環器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 28 5.75 7.11 0.00% 72.57  
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 24 4.79 15.29 4.17% 80.08  
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 16 0.00 20.94 6.25% 67.69  
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 13 2.46 8.15 0.00% 74.69  
K597-2 ペースメーカー交換術 11 0.91 9.18 0.00% 79.55  

経皮的冠動脈ステント留置術が最も多く、血管から細い管(カテーテル)を体の中に入れて、細い血管を水で膨らむ(バルーン)や金属の支え(ステント)で拡げるカテーテル治療を行っております。
次いで、ペースメーカ移植術が多くみられます。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 66 1.35 2.17 0.00% 60.71  
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 48 1.48 4.65 0.00% 58.27  
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 46 1.02 3.50 0.00% 58.87  
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 29 0.28 3.62 0.00% 33.97  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 22 3.73 11.14 0.00% 70.86  

鼠経ヘルニアが最も多く、次いで腹腔鏡下胆嚢摘出術、乳腺悪性腫瘍手術が多くなっております。
胆石性胆のう炎による腹腔鏡下胆嚢摘出術は、可能な限り負担の少ない腹腔鏡で胆石が入っている胆のうを摘出する治療を行っております。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) etc. 56 2.50 39.93 44.64% 83.55  
K0811 人工骨頭挿入術(股) 41 3.00 42.95 51.22% 82.22  
K0821 人工関節置換術(股) etc. 36 1.92 30.69 2.78% 71.06  
K0731 関節内骨折観血的手術(肘) etc. 30 1.47 19.17 3.33% 59.63  
K066-21 関節鏡下関節滑膜切除術(膝) etc. 29 0.72 2.45 0.00% 42.00  

骨折観血的手術(大腿)が最も多く、次いで人工骨頭挿入術が多くなっております。
大腿骨頸部骨折は骨の弱っている高齢者によくみられ、寝たきりを防ぐためにも骨折部を整復した状態で金属を用いて固定する手術を行っております。

産婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K877 子宮全摘術 46 1.11 9.89 0.00% 43.85  
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 44 1.71 8.07 0.00% 31.34  
K867 子宮頸部(腟部)切除術 42 1.00 1.02 0.00% 40.88  
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 37 1.08 7.95 0.00% 48.92  
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 30 0.93 4.00 0.00% 34.27  

子宮全摘手術が最も多く、子宮筋腫などを摘出する場合は、子宮を全摘する手術を行っております。
次いで、帝王切開術、子宮頸部(膣部)切除術が多くなっております。
子宮頸部(膣部)切除術は子宮頸部異形成・上皮内腫瘍と診断された場合、子宮頸部(入口部分)を円錐形に切除する子宮頸部円錐切除術と呼ばれる手術を行っております。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 491 0.73 1.02 0.00% 75.21  
K2682 緑内障手術(流出路再建術) 32 0.38 1.00 0.00% 69.44  
K2683 緑内障手術(濾過手術) 31 0.97 8.03 0.00% 65.10  
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(縫着レンズ挿入)  
K2542 治療的角膜切除術(その他)  

水晶体再建術の手術が最も多く、白内障の水晶体再建術は、濁った水晶体を取り除いて、眼内レンズに置き換える手術を行っております。

※患者数が10未満の数値の場合は、‐(ハイフン)としています。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 39 1.00 7.23 0.00% 19.41  
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 12 0.00 0.00 0.00% 3.08  
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 10 0.00 4.10 0.00% 49.50  
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)  
K3192 鼓室形成手術(耳小骨再建術)  

口蓋扁桃手術(摘出)が最も多く、口蓋扁桃とは、一般的に「扁桃腺」と呼ばれ、扁桃炎を繰り返す場合に行われる手術です。
小児においてはアデノイド切除術を同時に行われることもあります。

※患者数が10未満の数値の場合は、‐(ハイフン)としています。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者
用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 60 1.80 5.60 0.00% 73.97  
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 51 2.24 4.12 0.00% 59.94  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 38 0.47 6.40 5.26% 67.63  
K775 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 20 1.70 8.85 25.00% 76.20  
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 11 1.73 8.64 0.00% 65.91  

膀胱悪性腫瘍手術が最も多く、内視鏡を尿道から膀胱内へ挿入し、腫瘍を切除する手術を行っております。
次いで、経尿道的尿路結石除去術(レーザー)が多く、内視鏡を尿道から挿入し、直接結石を観察しながらレーザーで砕石し、可能な限り砕石片を摘出する手術を行っております。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100  播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
 180010 敗血症 同一
異なる 11 0.19%
 180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
 180040  手術・処置等の合併症 同一 22 0.38%
異なる

敗血症は感染が原因で発症します。
体の中の細菌(病原体)が入り、全身に回って臓器障害を引き起こす敗血症が11例
手術や処置による合併症を発しないよう細心の注意を払っておりますが、様々な可能性で起こる手術・術後の合併症が22例みられます。

※患者数が10未満の数値の場合は、‐(ハイフン)としています。

更新履歴
2021年9月18日


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